図でモーターを回すと５０Ａのブレーカーが飛ばずに７５Ａのヒューズが飛ぶ事が有ると思いますか？。
条件により大きいヒューズが飛ぶ事があります。ヒューズというところがポイントです。
　実はこのお客は機械の修繕してるのですが、普段は３−５馬力程度の機械しか修理しないのですが月に１回程度２０ｋｗ程度の機械を試運転します。月に１回程度しか使わないので５０Ａのブレーカーで無理矢理動かします。動く事の確認程度ですから、無負荷で回すだけなので５０Ａでも飛ぶ事はないのです。
でもヒューズの方は違います。ほんの数秒ですが、モーター起動時は２００−３００Ａ程度流れてると思います。その起動電流でヒューズの溶断が進みます。１回で進む程度は１％以下かもしれません。でもこれはブレーカーと違って能力が復旧することはありません。７５Ａのヒューズが７４Ａ・７３Ａと段々能力が下がって終いにはパッと切れてしまいます。この切れるまでに時間が掛かるので、当初何で切れるのか分りませんでした。
半年か１年すると電話が掛かって来て、電気が来てない見てくれと言われ、何故か５０Ａのブレーカーは切れないのに７５Ａの電柱のヒューズが切れてるのです。
そのお客に契約を上げて大きな電線に張り替えろ、とは言うのですけど、基本料金が月２−３万上がりますのでなかなか踏み切らない。
で、忘れた頃また電話が掛かって来て、しぶしぶ電柱に上がる羽目に。。。